インバウンドとは、 わかりやすくいえば「外国人が日本を訪れてくださること」 観光でいえば訪日外国人観光客数増加とかね。飲食店の対応はどうするのか?とかね。
まあおよそ、ニュースなんかの情報をオリンピックと混ぜて聞こえて来たかな?一般の人にとってはあんまり関係ないかもしれないけど、外食産業やホテルとかね目の色変えて訪日外国人観光客を何としてもつかみたい!または、京都は逆にもう旅行者が多すぎて嫌だとさじを投げてるとか、色んな情報が飛んでいる。そこで前回にひきつづき、また、インバウンドについてお話をさせていただきます。
前回は思いっきりインバウンド対応したいなら、「インバウンドのカタカナキーワードをつかうな!」と言ったんですよ。笑 結局はこれ、日本人に向けてのキーワードになってしまっている。カタカナを読む人は訪日外国人観光客ではなくて日本人、それも僕のような同業者とか興味のある事業者さんが使うキーワード。
そこを英語キーワードで発信すれば訪日外国人観光客の多くはググります。Googleマイビジネス(テレビのCMにもありますよね!あれです。)に自分のお店を乗せれば、マップ表示の上位になれますよ!最高300万PVくらい行きました~からの集客は破壊力あります。
そんな感じで今回もインバウンドのお話。
※今回統計などの数字は観光庁または、日本政府観光局 (JNTO) 発表統計を使わせていただきました。
1.インバウンドとは
「外国人が日本に訪れてくださること」逆にアウトバウンドが「日本人が外の国に行く」簡単にいえばこんなところです。
まあ、そんなあやふやな情報を適当に言ってばかりも、いけないと思うので、JNTOの推計を参照させていただきます。
2019年10月の訪日外客数は前年同月比5.5%減の249万7千人を記録。
訪日外客数が多い韓国市場からの訪問者数が半減した2019年8月以来2か月ぶりに前年同月を下回った。これも、両国間の冷え切った外交からもしばらくは沈黙をつづけることが無難とも思えます。余計な期待や落ち込みもしてもしょうがない。(一部の韓国人訪問門者数の激減で苦労されている方もいますが、次に目を向けていくしかありません。)
市場別の訪日外客数は、中国は73万人(前年同月比+2.1%)、台湾は41万4千人(前年同月比+9%)、香港は18万人(前年同月比+6.6%)と増加。
それでも東南アジアやその他の市場もすべて前年を上回っているラグビーワールドカップ2019日本大会で増加したため多くの国は過去最高を記録。やはり、ワールドカップの影響で南アフリカのお客様がうちにも増加!!!南アフリカのTV局の取材を逆取材。
そして、こちらの南アフリカで人気のLALAさんの動画もプチバズりしました。↓
2.2020年訪日外国人観光客の動向
2019年 1月-10月累計(YTD) 26,914,437人
2019年を振り返れば、訪日外国人観光客はやっぱり増加している、それは近隣アジア諸国の経済的発展が大きな理由です。旅行はゆとりが無ければ出来ませんし、人口の大半が若者の東南アジアなども経済発展が顕著ですよね。VISA緩和も大きく影響しています。旅行者の声を聞くとVISAの緩和は「旅行先を選ぶときに大事だよ」と言ってます。日本人は世界中に行きやすい世界一のパスポートがあるから、気づかないのかも知れませんが、やっぱり面倒くさいのは嫌ですよ。簡単VISAなしで行ける旅先を選びたくなります。
3.飲食店の対応はどうする?
うちも良く言うんですよ!「インバウンド対応に特化」って、ところでインバウンド対応とは!飲食店は何するの?
3つをご紹介(そんな大げさなことではありません)
- 多言語対応
- 宗教・文化にそくした料理の提供
- インバウンド(訪日外国人)メディア掲載
1.まずはメニュー、最低限これは必要です。うちの店は多言語が売りともいえるので、スタッフがマルチリンガル(3,4か国語も話せる人)ばかりなんですよね。人材確保にどこのお店も四苦八苦しているのに、「マルチリンガルだと!ふざけんな!」と声が聞こえて来そうですが、これは、意外と攻略法※1が効きます。(攻略法は後で教えますね。)
2.これは宗教食たとえば、HALALハラール(イスラム教との許された食事)、VEGANビーガン(完全菜食主義者)これらの対応です。これもうちの店は専門なので特別というよりも、HALAL&VEGANがマストなのです。これで、お客様が世界中から集まってきます。。その数は130ヵ国以上、ただし、これは素人の方にはチョイと概念が難しいので、ご興味ある方はお声がけ頂ければお答えします。覚悟がなければコストとのバランスが難しいですよ。
3.これこれ大問題!!!!みなさん!!!!大問題ですよ!!!!
インバウンド(訪日外国人)メディア掲載は、外国人見てないんだよね
正直にお答えします!はっきりと申します!言ってしまいます!「いいかげん、はやくしろ!」お叱りの声が聞こえてきましたが、これはヘンテコなインバウンド系メディア(ごめんなさい!言葉わるくて)はいりません!はい!全く必要ないです。じゃあどうすれば良いのか?Googleマイビジネスに登録してください!これが答えです。どんなにSEO対策していようが、観光庁の後援を得ていようが天下のGoogleさんのコンテンツにはかないません。外国人のお客さんは圧倒的にGoogle検索でやってきます。どのサイトで調べても結局はGoogleMAPを片手に見ながらやってきます。はい!無料で使えます。
4.飲食店倒産件数が過去最多!
飲食店が本当につらい状況に入ってきたよ!これは、ずーっと悪い悪いと言われ続けてきた外食産業も、我慢の限界に来た感が強まっている。やれ節約志向だ!デリバリーだ内食だ!キャッシュレス化!高齢化!人手不足!複合的な要因だけども、悪い悪い言っているだけじゃどうにもならないので、解決策を探さにゃならん訳でして、、では自店舗で何が出来るのか?うちの場合は、4年程前に現在の状況を見越して業態変更と引っ越しをして新宿御苑近くにきたんだよね。
それがさっきお話したHALAL&VEGANのらーめんレストランなんですよ!
お客様お一人単価3000円(一番ゴージャスメニュー12000円の和牛A5サーロインとラーメン)
このままのペースでいけば2019年は過去最多の倒産件数になる外食産業が生き残るには、重い腰を持ち上げて全く新しいビジネスモデルの構築が急務!!うちのお店はまずはターゲットを変えました!全とっかえですよ!お客様をまるごと総入れ替えしました。お客様外国人比率を99.9%に引き上げまくりました!これでどこのラーメン屋ともターゲット層がかぶりません。
5.インバウンドで飲食店は甦ることが出来るのか?
出来ると思います!一部の人は出来ますよ。変化を恐れずに突き進むチャレンジャーだけはインバンドで飲食店で勝ち残れるでしょう。これも、ただし、既存のお客様との併用する店舗づくりは難しいことです。それも個人店レベルの50席以下のお店は本当に難しいです。なぜなら、旅先でゆっくりと優雅に旅行を楽しむ外国人と生活の一部として食事を楽しむ日本人は、ターゲットとして違いすぎるから。お客様を獲得するプロセスが違うからね。
- リピーターが最重要なローカル日本人のビジネスモデル
- 一期一会の旅先での感動体験がビジネスモデルの外国人旅行者
この相反する二つを獲得しようとすると無駄なコストを積み上げてしまうから、おすすめは出来ない。緻密な戦略を積み重ねればインバウンド対応の飲食店はブルーオーシャン(言い過ぎかもしれませんが)にも出来ます。
そして最後に攻略法※1
人で不足と多言語マルチリンガル獲得の攻略法は、日本語力を問う募集ではなくて、「英語必須のお仕事です。あなたの英語力をお待ちしてます!」こんなかんじです。
以上 ではまた!